月刊建築技術

月刊建築技術 2012年4月号

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商品コード: 201204
規基準の数値は「何でなの」を探る Part3
監修:寺本隆幸

建築基準法・学会規準・諸基準に用いられている数値が定められた意味や技術的背景を解説し,規定されている事項への理解を深める。正しい内容の「決まりごと」に違いないと思い込みがちな事柄の本質を,改めて理解できる。

●建築基準法や学会規準・諸基準に用いられている数値には,「なぜこの数値なのか」が,かならずしも明確ではない。
技術者は,これらの数値を日常的に多く使用しているが,その背景にある事柄を十分には理解しないで,正しい内容の「決まりごと」に違いないと思い込みがちである。本特集は,その数値が定められた意味や技術的背景などを解説することにより,規定されている事項への理解を深めることが狙いである。
それを踏まえて,適切に設計式を適用したり,適用が難しいと思われる場合には他の検討方法を採用することにより,よりよい設計が可能になると考えられる。本特集は,2010年2月号・2011年4月号に続く第3回目であり,構造・材料・施工・仕上げ・計画・防火・環境などの分野に整理して,Q&A形式で構成している。
【目次】
総論 数値よりも本質が大事 寺本隆幸
規基準の数値は「何でなの」
[構造]
 ・震度階の上限 長橋純男
 ・単板ガラスおよび合わせガラス 清家剛
 ・塔屋設計時の地震力 石山祐二
 ・床用・小梁用・架構用・地震用の設計用載荷荷重 石川孝重
 ・積載荷重(廊下玄関・階段,非歩行の勾配屋根,保育園と教室) 石川孝重
 ・RC構造のラーメン部分にせん断力を負担させる根拠と計算方法 寺本隆幸
 ・建築基準法の偏心率とRC造耐震診断時のSD指標による偏心率の算定方法の違い 寺本隆幸
 ・塔状建築物に関する塔状比4超の根拠 春原匡利
 ・RC造の耐震診断におけるIS値とCTU・SDとの関係 廣澤雅也
 ・架構の角度補正におけるIS値の補正 廣澤雅也
 ・木造の耐力壁の短期許容せん断耐力を求める際のαの値 宮澤健二
 ・RC造の柱・梁の曲げ耐力比 市之瀬敏勝
 ・許容応力度の規定の変遷 大越俊男
 ・二次設計での地下の耐震設計 寺本隆幸
 ・柱の軸力・支点反力を求める際の柱の軸剛性 大越俊男
 ・時刻歴応答解析における層塑性率と部材塑性率のクライテリア 大越俊男
 ・合成スラブの剛性増大率の慣用値の根拠と適用範囲 田川泰久
 ・RC規準で規定されるフラットスラブの鉛直荷重の負担 槇谷榮次
 ・屋外に面する帳壁の風圧力が高さ13m以下の部分で免除される理由 田村幸雄
 ・設計用ベースシア係数の下限値 寺本隆幸
 ・杭の設計用せん断力をk倍する分布係数4/3の根拠 小林勝巳
 ・標準貫入試験におけるN値を定めるための打撃深さ30cmの理由 田部井哲夫
 ・杭の水平抵抗検討における単杭の場合の定数の根拠 冨永晃司
 ・直接基礎の支持力係数Nc,Nq,Nγの根拠 青木雅路
 ・地震時杭頭水平変位が1cmを超える場合に水平地盤反力係数を低減する根拠 濱田純次
 ・スウェーデン式サウンディング試験による地盤の許容応力度を算定する時の自沈現象の取扱い 二木幹夫
 ・限界耐力計算で工学的基盤条件とGS下限値1.23を設定している根拠 新井洋
 ・杭の根入れ深さが小さい杭の支持力低減の理由 加倉井正昭
 ・擁壁設計における摩擦係数の根拠 橋本隆雄
 ・コンクリートのひび割れ幅の許容幅の規定の違い 大野義照
 ・あと施工アンカーの長期許容応力度が建築基準法に規定されていない理由 細川洋治
 ・RC柱梁とパンチングに対する許容せん断力を求める際のαの意味 生部宏幸・勅使河原正臣
 ・RC規準で耐震壁に取り付く梁主筋の断面0.8%以上の理由 中谷好志・勅使河原正臣
 ・鋼材を計算上はマイナスを許容し公称断面性能とする理由 木原碩美
 ・鉄骨の幅厚比制限の根拠 緑川光正
 ・鉄骨のJIS規格のサイズ決定の経緯 小野寺紀昭
 ・鉄骨の横補剛力を圧縮力の2/100以上確保する理由 竹内徹
 ・鉄骨溶接検査AOQL第6水準4.0%とサンプルの大きさ20の根拠 中込忠男
 ・鉄骨の継手の隙間の根拠 護雅典
 ・鋼材の加工部の品質を確かめる条件の告示とJASS6との違い 中込忠男
 ・鋼構造計算規準に規定されている許容曲げ応力度F/1.3の根拠 田中淳夫
 ・鉄骨造角形鋼管柱の柱梁耐力比1.5倍や1.3倍の根拠 中込忠男
 ・建築基準法上でのステンレス鋼と炭素鋼での扱いの違い 青木博文
 ・鋼構造設計規準で取り入れられた新しい許容曲げ応力度の考え方 青木博文
 ・JIS規格鋼材の耐力を1.1倍してよい理由 青木博文
 ・曲げ応力度算出時の係数Cの上限2.3の理由 坂田弘安
 ・梁の短期許容曲げ耐力と横座屈細長比との関係 坂田弘安
 ・SRC規準の鉄骨比に応じて決まるコンクリートのFcに対する低減係数の数値の根拠 立花正彦
 ・SRC規準における梁内鉄骨の曲げ強度の40%以上を柱内鉄骨で負担しなければならない数字の根拠 立花正彦
 ・木材の長期許容応力度がF/3から1.1F/3となった理由 安村基
 ・建物の使用上の支障が起こらないことを確かめる条件の床梁の値の理由 鈴木秀三
 ・N値計算におけるB1・B2,Lの値 河合直人
 ・壁量計算における屋根の荷重想定 石山祐二
 ・木造耐力壁における足し合わせの壁倍率の上限の根拠 大橋好光
 ・木造建築物における柱梁の耐火性能である燃えしろの厚み 菅原進一
[材料・施工]
 ・無収縮グラウトやセメント系の補修材料のRC造躯体への使用 今本啓一
 ・コンクリート強度の管理材齢の日数 友澤史紀
 ・コンクリートに含まれる塩化物イオン量とアルカリ総量の根拠 友澤史紀
 ・不燃,準不燃,難燃材料が要件満たす時間 河野守
 ・接着系アンカーの適用可能種類とあと施工アンカーの埋込み長さ 細川洋治
 ・JIS A 6909の表7の日照時間の数値 本橋健司
 ・ルートギャップ7mmの理由 中込忠男
[仕上げ]
 ・鉄骨のさび止め塗装と膜厚検査 近藤照夫
 ・カーテンウォールの層間変位追従性能の規定値の根拠 清家剛
[計画]
 ・高齢者等配慮対策等級における勾配等の緩和の理由 後藤義明
[防火]
 ・防煙壁の高さ50cm以上の基準 河野守
 ・60分準耐火構造と1時間耐火構造の要求性能の違い 河野守
[環境]
 ・居室の1時間当たりの換気回数 澤地孝男
 ・クロルピリホスとホルムアルデヒドの築後経過年数 黒木勝一
 ・次世代省エネルギー基準における地域ごとの基準値の差 鈴木大隆

●architectural design
東北大学片平キャンパス/インテグレーション教育研究棟 東北大学施設部・キャンパス計画室・三菱地所設計
 東北大学のキャンパス計画 杉山丞
 生かしながら,生きる建築 小野寺紳・荒井拓州
 構造計画 小川一郎・吉原正・永山憲二
 スパン5.96mのアンボンド片持ちPC合成床板の構造確認実験 永山憲二・江口尚之・福井剛
 環境計画 荒井拓州
 走査型トンネル顕微鏡の除振対策 永山憲二・佐々木誠司
 施工計画 浦田裕司

●特別記事
鉄骨ラーメン構造の柱脚損傷を抑止する新しい構法―層中間型柱脚機構(その1)― 金田勝徳
福島第一原子力発電所1号機 原子炉建屋カバー工事の取組み その1 構造計画および施工計画 印藤正裕・梶波信一・西川裕・水田定光・下戸芳寛・坪田昌幸・渡辺浩二・中島肇・中西啓二
東日本大震災の被害報告-その7 鉄骨置き屋根構法によるアリーナ建築の被害と大震補強 小野瀬順一・平塚正一郎・古関貞義・田中礼治
東日本大震災と防煙垂れ壁 震度4クラスまではほぼ異常なしと想定していたが! 三好清隆

●連載
病院建築--スペシャリストへの道 第16回 病院の各部計画5-供給部 藤田衛
新時代を拓く最新施工技術 第30回 格子状地盤改良工法の展開と進化 内田明彦
一言居士 Ebony & Ivory 黒檀(黒)と象牙(白) 淵本正樹
OVERSEAS TOPICS ニュージーランドTe Rewa Rewa Bridgeの設計と建設
わたしの修業時代 第9回 実践に始まり基本に戻る 渡邊章亙
"ザ・ブックス 力学・素材・構造デザイン 坪井善昭・川口衞・佐々木睦朗・大崎純・植木隆司・竹内徹・河端昌也・川口健一・金箱温春 著,
斎藤公男 評
施工者に幸あれ 建築交友録 第4回 職人の一こま 朝倉幸子
建築技術者のための太陽光発電基礎講座 第3回 太陽光発電システムの基本(その2) 飛田春雄
BRI news&topics
 平成24年度国土技術政策総合研究所 予算の概要について
Column
 広瀬鎌二先生の時代 矢野和之
 沖縄の戦後史を伝える沖縄少年会館保存活用の意義 福村俊治
 国際シンポジウム「建築保存の現在と未来-モダニズム建築をいかに継承するか-」 笠原一人
TECHNICAL View
 自由な平面計画・立面計画が可能な次世代型超高層住宅システム
 巨大地震を想定した損傷実証実験
 大開孔を有するRC基礎梁の補強工法を5物件に適用
 コンクリート構造物の表層品質向上効果を実証
 高精度なコンクリートの点検,劣化調査システム
 CO2を強制的に吸収させるコンクリートを建築に適用
 洗浄と研磨により放射性セシウムを除去
 簡単・薄型・手間要らずの床免震システム
 軽量防音シート(白色)がNETISに登録

通巻 7467号
発売日 2012年4月17日
判型・頁 B5判・210頁
雑誌 03325-04
価格 \1,762+税
販売価格(税込) 1,903 円
 
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2010年2月号の特集の続編として,構造や施工,設備などの多岐にわたる規基準での守るべき数値や数式の根拠,成立過程を解説する。決められた規基準の背景を知ることで,より深い理解へと導く。

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