月刊建築技術

月刊建築技術 2010年5月号

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商品コード: 201005
●特集 失敗しないための「鉄筋工事のノウハウ」
監修 中田善久
 耐震偽装事件が発覚した以降,建築物の安全性に対する信頼が揺らいでいる。その後も,配筋ミスで施工をやり直したり,コンクリートの強度不足が見つかったりと,施工の不具合が続いた。建築物の信頼性を回復するためにも基本を押さえる必要がある。(社)日本建築学会『建築工事標準仕様書・同解説JASS5鉄筋コンクリート工事』が改定され,今回の改定では,鉄筋工事も定着や継手の部分が大きく見直された。
 本特集では,改正された事項も含めて,若手技術者および中堅技術者を対象に,実務で間違いやすい工事事項を取り上げて解説している。その内容は,鉄筋の材料特性・製造方法から配筋図の読み方・納まり,鉄筋の組立,検査方法まで,鉄筋工事に関する事項をまとめたものである。若手技術者は,鉄筋工事の基本知識として,中堅技術者は知識の補完として,この特集を実務で活用していただければ幸いである。
 本特集では,若手建築技術者のために有識者の方々に,鉄筋工事にかかわる身近な常識を見直して執筆していただいた。同時に,鉄筋工事が鉄筋コンクリートの品質に大きく左右することを知っていただくチャンスでもあり,既存知識の整理と強化のために,若手建築技術者以外の方にも大いに役立つものと思う。
1.「鉄筋工事」の本質を見直す 中田善久
2.ディベロッパーから見た鉄筋工事 芦澤洋
3.材料としての鉄筋 角陸純一
鉄筋材料
鉄筋の種類
鉄筋の性能
高強度鉄筋
ミルシートと鉄筋の受入れ
鉄筋の識別方法
4.力が加わる鉄筋 小野里憲一
付着と引張力
構造的な鉄筋の位置
フープ・スターラップの効果
地震から学ぶ鉄筋
5.鉄筋工事を計画する 帯金知弘
鉄筋工事の段取り
施工計画書
他工事との調整
6.鉄筋を加工する 新妻尚祐
鉄筋工の資格
加工寸法
折曲げ形状・寸法
定着・重ね継手・切断
7.鉄筋をつなぐ 吉野次彦
ガス圧接継手
溶接継手
機械式継手
継手の位置
結束線
8.鉄筋(配筋)を読む 市川勇一・真崎卓己
加工図
配筋図
部材リストと配筋
9.鉄筋を納める 佐藤直樹・吉澤徹
多段配筋
柱梁接合部
逆梁,平面的にずれのある大梁
柱の絞り
基礎部
特殊な形状の配筋
10.鉄筋を施工する 塩田博之
台直し
鉄筋のあき
先組・ユニット化
階段の施工
11.鉄筋でプレキャストを支える 春山信人
PCa部材の接合
梁PCa部材の接合
壁の施工
ハーフPCaスラブの接合
12.鉄筋で補強する 橋爪慶介・辻谷薫
開口補強筋の入れ方と注意点
梁貫通補強筋
構造スリットと誘発目地部分の施工方法
差し筋アンカーを用いる場合の注意点
13.鉄筋の位置・かぶり厚さの確保 宗永芳
かぶり厚さ
スペーサー
中性化と錆
かんざし筋
14.鉄筋とバイブレータ 大塚秀三・中田善久・毛見虎雄
長時間微振動を受ける場合の付着強度
短時間過振動を受ける場合の付着強度
15.鉄筋を検査する 薮内裕
圧接部の検査
かぶり厚さの検査
16.よりよい施工のプロセス管理のために 中田善久・毛見虎雄
●architectural design
下関市川棚温泉交流センター 川棚の杜 隈研吾建築都市設計事務所
自然を抽象化した建築 藤原徹平
内装計画 齋田武亨
展示計画 寺川奈穂子
三角形の面が凸凹となってゆく多面体 佐藤淳
多面体構造物の施工計画 宮川朋之・西本将朗
●特別記事
座談会 本当のことをどう捉えるか 中田善久・黒沢亮平・田邉恵三・藤原孝宏
現場から学ぶプレストレストコンクリート(PC)造の鉄筋工事 藏元泰洋
素顔の鉄筋工事 山本俊輔
●連載
石造民家再生の試み最前線 第5回 マジアの温熱環境・空気質について 田辺新一・山形史人
新時代を拓く最新施工技術 第7回 柱RC造梁S造とするハイブリッド構造工業化工法の開発と展開 佐々木仁
建築検査学 第8回 既存建物検査・検証について3 大場喜和
高速道路の建築技術 第8回 座談会 トールゲートにみる高速道路建築物の方法論 北村脩一・浅野雅彦・岡部則之・国武政司・赤坂俊幸・江尻憲泰・萬代恭博・北村紀史・新宅昭文・信定稔久
わたしの技術伝承ノート 第10回 建築工事仕様書の国際化 松本信二
うさぎのつぶやき 第17回 “喜・怒・哀・楽”が消えた? 憂・没個性の台頭 赤坂うさぎ
一言居士 建築施工技術の継承と教育 飯島眞人
OVERSEAS TOPICS ベネチアの大運河に架かる第4の歩道橋
ザ・ブックス 三低主義|隈研吾・三浦展 著,伊礼智 評
Column
都市建築における木材の復権 木のシンポジウム「木材会館を設計して」より 山梨知彦
新時代の「対震」をどう描くか シンポジウム「建築学とデザイン力の融合による社会資産の創出」 角田誠
より開かれた場所へ アーキニアリング・デザイン展 巡回展 展覧会レポート 佐藤慎也
BRI news&topics 建築研究所の研究成果の活用事例
TECHNICAL View
横揺れと縦揺れに対応する免震装置を採用した世界初の3次元免震住宅
超高層建築物の躯体を閉鎖型空間の中で解体する工法
RC造建築物の面部材に適用する機械式定着工法
屋上防水層への雨水浸入を防ぐアルミ製笠木
解体コンクリート塊の再利用が狭い建設現場で可能な工法
制振装置を3層に集約して高い耐震性を確保
低ポリマー系プレミックスモルタルを開発し不燃材料の大臣認定を取得
老朽化が進む橋の架け替えに角形鋼管を用いたメタル床版橋
RFIDタグによる情報を活用した省エネシステムの構築
地盤災害と構造物被害予測の新しい実験手法
建物の企画段階でCO2排出量などを瞬時に算出するシステム
低温過熱蒸気でのアスベスト無害化処理技術の開発に目途
アスベスト除去作業を安全で効率よく行うロボットの開発
共通ソフトウェアを開発しスマートハウスで実証実験
業界初のSaaS形式による設備点検業務支援システム

通巻 724号
発売日 2010年4月17日
判型・頁 B5判・214頁
コード 雑誌03325-05
価格 \1,762+税
販売価格(税込) 1,903 円
通常価格: 1,762 円
 
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  • 2013/06/23 投稿者:中島 おすすめレベル:★★

    文字の間違いがありました。

     鉄筋工事の本はそれほど多くないし
    参考書の1つとして、一読すべきものだとは思いますが、圧接の項目では膨らみの直径を1.4d「以上」とすべきところを「以下」、膨らみの長さも同様に間違いがありました。
     こういう間違いは年々厳しさを増していく配筋検査にあって、あってはならないものだと思います。
     他に間違いがないか心配になります。
     文書の校正には慎重に専門家にお願いしたほうが良いのではないでしょうか?

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