日本構造家倶楽部多様化する構造デザイン編集委員会 編著
日本の構造デザインを牽引する構造設計者が集う日本構造家倶楽部会員が執筆を担当。平成の30年間を建築技術の進展および構造デザインの変遷を解説し,アフターコロナの構造デザインを模索する。
若手構造設計者や建築設計者,さらにそれを目指す人たちの道しるべとなる一冊。
近藤正一・初田香成・中島直人ほか著
日本の都市再開発のパイオニアとして、再開発による街づくりを、その最初期から現在まで一貫してリードしてきた設計組織、RIA。RIAの街づくりの取り組みを跡づける本書は、日本の都市再開発、ひいては都市計画の実践の歴史を、一本の線で描き出すものとなった。多くの建築家と計画者、そしてそれを目指す方々に贈る、街と、街をかたちづくる建築について考察する一冊。
【特集】非構造部材に求められる耐震・耐風設計
監修:清家剛
熊本地震で防災拠点の機能継続が着目された。さらに近年は台風による屋根や外装の強風被害も頻発している。非構造部材は,これまでどおりの耐震設計や耐風設計最低限の基準を守るだけでなく,さらなる性能向上を目指すべきである。本特集では,一部壊れても落下しない,深刻な被害をもたらさないといった今後の非構造部材のあるべき姿を考察する。
【特集】非構造部材の再確認
監修:清家 剛
天井や外装材,壁・間仕切,設備機器,家具など多様な非構造部材を取り上げ,非構造部材を設計する際の注意点を解説する。加えて,非構造部材の劣化診断や行政の取組みを紹介し,今後の非構造部材のあり方を考察する。
【特集】困らないためのコンクリート工事のポイント
監修:中田善久
設計ツールの進化により,斜め柱や曲面形状をもつ建築物が多くなっている。一方で,造形が複雑化するに伴い,配筋や型枠,支保工の置き方,打設方法など,設計上・施工上で工夫が必要になる場合が多くある。RC造を施工する際の基本的なポイントの解説に加え,複雑な造形に対応するためのポイントを紹介する。
【特集】ケーブル構造の基本と面白いケーブル建築物
監修:宮里直也
ケーブル構造の基本について再確認し,ケーブル構造の魅力や面白さについて改めて考えてみたい。また,2050年のカーボンニュートラルや持続可能な社会の実現に向けた取組みが進む中,軽量構造の実現にケーブル構造は不可欠であろう。今一度ケーブル構造の基本から振り返り,現状活用できる技術を紹介する。
【特集】多層木造建築物の現状整理
監修:大橋好光
近年,公共建築物をはじめとした中規模木造の実例が増えている。一方で,木造建築を多層化・高層化していくうえでは,構造性能や防耐火性能などの観点から未だ課題も多い。本特集では,木造建築物を多層化・高層化していくうえでの課題を整理するとともに,多層木造建築物の設計上のポイントを紹介する。
【特集】免震・制振技術変遷と新たな進展
監修:秦 一平
免震・制振構造の技術的な発展を時系列にまとめ,技術がどのように変化し,どのように発展したきたのかを読み解き,免震・制振技術の新たな進展を本特集では紹介する。
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